南国✿はる日和

わくわくすることがすき

出産①

入院

4/27 14:00

予定日を2日超過し陣痛がこなかったため、計画分娩のため入院。

最初は個室が空いていないとのことで2人部屋に通される。

隣は婦人科で入院している高齢の方。

私が部屋に入るまでは2人部屋のカーテンを開け、部屋全体を使用していたようだ。

ナースコールを頻繁に押しており、なんだか肩身が狭く感じる。

NSTを装着し、「張りはきていますね」と言われる。

子宮収縮を示す数値が30前後。妊婦健診の時よりは強くなってきている。

自然に陣痛がこないかなー、この張りはまだまだなのかなー、とベッドでゴロゴロ。

検査等が終わると、最後とばかりに母と売店でアイスを買って食べる。

売店から病棟に戻ると、看護師さんが「あ、個室が急遽空いたんです、移動しましょう」と声をかけられる。

え、そんなに急に個室ってあくの?

聞くと急に転科転棟になった患者がいるとのこと。

有難く個室へ移動。

シャワー・トイレ付の綺麗な個室でした。

夕飯までのんびりと過ごす。

夕飯は「治療食?」と思うようなお食事。うーん、まぁ、しょうがない。

19時頃に前処置します、と伝えられていたが、医師がまだ到着していないとのこと。

私はオープンシステムを利用していたため、妊婦健診のクリニックと分娩の病院は別でしたが、なんと行きつけのクリニックの医師が今日は当番で処置に来るとのこと。

知っている先生に処置をしてもらうということで、少し安心。

夫も病院に到着し、説明。

 

ラミナリア挿入

20時頃、医師が到着したため処置室に呼ばれる。

処置室まで歩いている途中、助産師さんに、

「ふえるわかめみたいなのをいれる処置です。一応伝えておきますが、痛いですよ」と言われる。

ネットで調べて、出産より痛いだのなんだの、案外痛くなかっただの、色んな記事があったけど、やっぱり痛いんだ…。

覚悟をして処置台へ。

内診では、頸管は柔らかくなっているがまだ長く、子宮口がまだまだ上にある様子。

嘘ぅ。あんなに前駆陣痛きてたのに…まだまだか………

やはり必要ということで、ラミナリア挿入。

え、ちょっ、痛い、痛い。

やっぱ痛い!

刺されるような、きしむような痛さ。

想像と違った痛みで焦る私。

「はっ、はっ、はっ」と息をしていると、助産師さんから「力を抜いてくださいねー。ふーって長く息を吐いてー」と言われる。

「ふー、ふー」と息を吐きながら天井の模様や、酸素・圧縮空気の配管を見ながら気をそらす。

何本いれる予定なんだ、まだか、まだか、もういっそやめてほしいと思いながら耐える。

何分かかったのか分からないが、5本と、半分の大きさのを1本いれた様子。

(そこらへんの説明はなかったが、医師と助産師の会話から分かった)

痛いー、痛いーと思いながら処置台からおりると、なんだかお腹と腰がズシンとした感覚。

あ、これ痛いわ。

廊下の歩き方も、腰を曲げゆっくり歩く。

ナースステーション前を通る際、先生に「頑張ってね」と声をかけられ、挨拶をする。

部屋までの距離が長く感じる。

 

部屋では夫が待っていてくれており、ベッドで横になりながら「痛いんだけど」ということを伝える。

面会時間は20時まで、21時には門が閉まってしまう。

夫は泊まる準備をしてきてくれていた。

子どもが生まれたら病院に泊まってもらう予定だったので、家で寝れる最後かも…と思い夫には21時に帰宅してもらう。

本陣痛きたら連絡するから、携帯は気付くようにして枕元に置いといてね、とお願いする。

それでも、ギリギリまでいてくれて嬉しかった。

 

ラミナリアをいれたからか、お腹の張りは頻度が増え、痛みも増している。

本陣痛に繋がるのではないか、と期待半分でアプリを使用して時間間隔を測る。

10分毎になったとおもったら20分あいたり、3分できたり、なかなか本陣痛とはいえない。

でも、家で感じていた前駆陣痛より確実に痛い。

陣痛ってこれより痛いの?とちょっと怖くなる。

眠れない、と夫にラインしたり、ネットサーフィンしたりして、午前3時頃に寝落ち。

30分後に痛みで起きるがまた寝落ち、を繰り返す。

暗いと不安で小さく明かりをつけ、夜が明けるのが待ち遠しかった。